ひょこひょこ(読み)ヒョコヒョコ

デジタル大辞泉 「ひょこひょこ」の意味・読み・例文・類語

ひょこ‐ひょこ

[副]
小刻みに、はねるように動くさま。ぴょこぴょこ。「幼児ひょこひょこ(と)歩く」
しきりに頭を上下するさま。ぴょこぴょこ。「弁解しながら頭をひょこひょこ(と)下げる」
身軽に、また軽い気持ちで出歩くさま。「どこでもひょこひょこ(と)出かけて行く」
[類語](1てくてくすたすたしゃなりしゃなりえっちらおっちらとぼとぼのこのこよちよちとことこすたこらすたこらさっさのそのそちょこちょこつかつかずかずか/(2ぴょこんぺこんぺこりぴょこぴょこへこへこぺこぺこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ひょこひょこ」の意味・読み・例文・類語

ひょこ‐ひょこ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 小刻みにはねるように動くさまを表わす語。ぴょこぴょこ。ぴょんぴょん。
※俳諧・玉海集(1656)付句「ひょこひょことをとる雀のせはしなさ はや病人の死脉たちまち〈古甞〉」
② 身軽に、または不用意に歩きまわるさまを表わす語。
※咄本・初音草噺大鑑(1698)六「麁相(そさう)なるものひょこひょこと来て」
③ しきりに頭をさげるさまを表わす語。ぺこぺこ。
※くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉一「ヒョコヒョコ頭を下げて揉手をしても」
④ 次から次へ数多く出てくるさま、また、数多くのものが軽くつき出ているさまを表わす語。
落語・隅田の馴染め(1889)〈三代目三遊亭円遊〉「全体(ぜんてへ)婦女(をんな)ほど世にも尊とき者はなし。釈迦孔子もヒョコヒョコと生む」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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