どしどし(読み)ドシドシ

デジタル大辞泉 「どしどし」の意味・読み・例文・類語

どし‐どし

[副]
物事が引き続いて起こったり、行われたりするさま。どんどん。「仕事どしどし(と)かたづける」
「家を―取りこわさせてしまったので」〈太宰・右大臣実朝〉
遠慮なく行うさま。「どしどし(と)質問をしてください」
荒々しく足音を立てる音を表す語。「土足どしどし(と)歩く」
[類語](1引き続き続続延延長長脈脈続けざま立て続けぶっ続け連綿綿綿次次相次いでじゃんじゃんきびすを接する芋蔓式引きも切らず引っ切り無し我も我も矢継ぎ早畳み掛ける縷縷しょっちゅうのべつ不断常に絶えず終始始終ずっと日夜夜昼明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず夜を日に継ぐずるずるべったりのべつ幕無しずいとぐいとぐんぐんどんどんすらすら見る見るめきめき見る間にとんとんぐいぐいずんずんさっとさっさとっととはかばかしい円滑スムーズすいすいとんとん拍子着着順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くすらすらはかどるあっと言う間間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち刻刻刻一刻時時刻刻次第次第に波に乗る/(2奮って積極的自発的能動的意識的主体的意図的意欲的精力的自主的活動的好んで進取前向きわざわざわざと強いてたってことさら乗り気求めて進んで我勝ち我先我も我も喜んで喜ぶしゃかりきしゃにむにアクティブアグレッシブポジティブ自ら手ずから直直じきじき直接直接的じか身を以てダイレクト故意作為作為的未必の故意あえてえいやっと我劣らじとわざとらしいむにまれぬ及ばずながら献身的強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰本腰を入れる入れ込むひたむき/(3どかどかぞろぞろどやどやわんさわんさどっとどすどすどたどたつかつかずかずかのこのこすたすたばんばんやかましいうるさい騒騒しい騒がしいかまびすしいかしましいにぎやか騒然喧騒喧喧囂囂けたたましい

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精選版 日本国語大辞典 「どしどし」の意味・読み・例文・類語

どし‐どし

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 力強く地をふみつけて歩く音、また、そのさまを表わす語。どしんどしん。
    1. [初出の実例]「せなかをドシドシたたくうち、やうやくのどをすぎて」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)
  3. ためらわないで、または遠慮なく物事を行なうさま、同様の物事が次から次へ多く続くさまを表わす語。どんどん。
    1. [初出の実例]「どしどしと板椽ぬぐふ花盛〈珍碩〉」(出典:俳諧・江鮭子(1690))
    2. 「それは結構、どしどし書くがよい」(出典:君山先生(1948)〈桑原武夫〉)

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