バンツー諸語(読み)バンツーショゴ(英語表記)Bantu languages

デジタル大辞泉 「バンツー諸語」の意味・読み・例文・類語

バンツー‐しょご【バンツー諸語】

Bantuアフリカの南部一帯で話される同系言語方言総称ニジェール‐コンゴ語族に属し、スワヒリ語などを含む。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「バンツー諸語」の意味・読み・例文・類語

バンツー‐しょご【バンツー諸語】

〘名〙 (バンツーはBantu) アフリカ大陸の赤道付近から南に広がる共通した特徴をもつ言語の総称。名称は、これらの言語の大部分で共通する「人(複数)」を意味する語に由来する。単一の祖語から派生したと考えられている。スワヒリ語、ムエジ語、ルガンダ語、ルワンダ語ズールー語、コサ語などが含まれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンツー諸語」の意味・わかりやすい解説

バンツー諸語
バンツーしょご
Bantu languages

アフリカ大陸南半の広大な地域にわたって話されている言語群。互いに親縁関係をもつ数多くの言語から成るが,なかでもスワヒリ語は南東海岸からコンゴ南部にかけてのリングア・フランカの役割を果す有力言語である。コンゴ北西部のリンガラ語や,ザンビアマラウイのニャンジャ語もそれに次いで広く用いられる。全般的に,接辞による活用や派生の組織が発達している。従来,それだけで1つの語族をなし,他のアフリカ諸語に対立するとされてきたが,近年 J.グリーンバーグらの研究で,ナイジェリアカメルーンの諸言語と親縁関係を有し (ベヌエ=コンゴ諸語 ) ,さらにニジェール=コルドファン語族の一部をなすことが認められつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「バンツー諸語」の意味・わかりやすい解説

バンツー諸語【バンツーしょご】

バントゥー諸語

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のバンツー諸語の言及

【バントゥー諸語】より

ニジェール・コンゴ語派の,ベヌエ・コンゴ語群に属する大言語グループ。バンツー諸語ともよばれる。西アフリカのカメルーンから,コンゴ民主共和国,ウガンダ,ケニアを結ぶ線以南の全域に分布している。…

※「バンツー諸語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android