唐桑半島(読み)カラクワハントウ

デジタル大辞泉 「唐桑半島」の意味・読み・例文・類語

からくわ‐はんとう〔からくはハンタウ〕【唐桑半島】

宮城県北東端にある半島太平洋に突出したリアス式海岸の続く半島。東岸巨釜おおがま半造はんぞうなどの奇勝がある。沖合を流れる黒潮のため冬も暖かい。三陸復興国立公園に属する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唐桑半島」の意味・わかりやすい解説

唐桑半島
からくわはんとう

宮城県の北東端に位置する半島。気仙沼市に属する。海岸線は典型的なリアス海岸で,海食崖海岸段丘発達カキ,ワカメなどの海産物に恵まれる。全域三陸復興国立公園に属し,東海岸巨釜・半造景勝地がある。半島南端の御崎岬(おさきさき)に御崎神社がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「唐桑半島」の意味・わかりやすい解説

唐桑半島
からくわはんとう

宮城県北東端、太平洋に突き出た半島。気仙沼市(けせんぬまし)に属する。北東は広田湾、西は気仙沼湾支湾の東湾(とうわん)に面し、長さ約20キロメートル。おもに中生代岩石からなる。三陸復興国立公園(旧、陸中海岸国立公園)の南端にあたり、巨釜(おおがま)・半造(はんぞう)などの豪快な海岸美がみられる。三陸沖を流れる黒潮の影響により冬季も比較的温暖で、暖帯性植物が繁茂する。水深のある西海岸には遠洋漁業の母村、小鯖(こさば)、鮪立(しびたち)がある。

[後藤雄二]


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