デジタル大辞泉
「執念」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しゅうね‐・し シフネ‥【執念】
〘形ク〙 執念深い。
執着心が強い。しつこい。強情である。
※
落窪(10C後)二「戸をあけて侍りし程に、風引きて、腹のこほこほと申ししを、一二度は聞き過して、猶しふねくあけんとし侍りし程に」
※妹と背かゞみ(1886)〈
坪内逍遙〉二「一たび気に入らぬ事あるときには、執念
(シウネ)く
意地悪く
待遇(あしら)ふ癖あり」
しゅうね‐が・る
〘自ラ四〙
しゅうね‐げ
〘形動〙
しゅうね‐さ
〘名〙
しゅう‐ねん シフ‥【執念】
〘名〙 ふかく思いこんで動かない心。執着して離れない
一念。執着心。〔書言字考節用集(1717)〕
しゅう‐ねい シフ‥【執念】
〘形動〙 執念深いさま。しつこいさま。
※不如帰(1898‐99)〈
徳富蘆花〉上「些もさっぱりした所がない、いやに執念
(シフネイ)な人だよ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「執念」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報