出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
茨城県久慈郡の町。人口2万0073(2010)。県の北西端に位置し,栃木・福島両県と接する。八溝山地の山間部を占め,中央を久慈川が南流する。古くは依上(よりかみ)保の地域に含まれ,文禄年間(1592-96)までは陸奥国白河郡に属した。久慈川と押川の合流点に位置する中心集落の大子は,近世には南郷街道の宿場町として栄え,市が開かれていた。主産業は農業で,コンニャク,茶,タバコなどの栽培や畜産が行われる。袋田地区は袋田滝や久慈川の渓谷を中心とする奥久慈の観光地で,袋田温泉,大子温泉,常陸湯沢温泉があり,奥久慈県立自然公園に指定されている。JR水郡線が通じる。1960年の人口は4万人をこしたが,その後,人口流出が続いている。
執筆者:千葉 立也
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…【内田 正男】
[民俗]
植物の生長がとまったり太陽の光が衰えてくることは不安なことで,太陽復活を願って大火をたいたり,神々の来臨を仰いで危機脱出をはかろうとする祭りが冬至の前後に行われる。太陰太陽暦(旧暦)においてはほぼ霜月下弦の日を冬至に該当させ,この夜大子(おおいこ)という神の子が人々に幸いや新たな生命力を与えて再生を促すために各地を巡遊するという信仰があった。これは西洋のサンタ・クロースの伝承にもつながるもので,日本では弘法大師と結びつけ,大師講の行事としているところが少なくない。…
※「大子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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