新発田[市](読み)しばた

百科事典マイペディア 「新発田[市]」の意味・わかりやすい解説

新発田[市]【しばた】

新潟県北部の市。1947年市制。中心市街は越後平野北部にあり,近世新発田藩城下町として発達した。1884年歩兵連隊がおかれて以後は軍都として発展,現在は陸上自衛隊駐屯羽越本線,白新線が通じる。県内有数の良質米コシヒカリの主産地で,周辺では果樹・野菜栽培も行われる。農産物集散の商業都市であり,電気機器,醸造,食品などの工業がある。東部磐梯朝日国立公園に属する飯豊山(いいでさん)の西斜面で,湯ノ平温泉や月岡温泉などがある。2003年7月,北蒲原(きたかんばら)郡豊浦町を編入。2005年5月北蒲原郡紫雲寺町,加治川村を編入。533.10km2。10万1202人(2010)。
→関連項目白新線

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