森茂好(読み)もりしげよし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「森茂好」の意味・わかりやすい解説

森茂好
もりしげよし

[生]1916.12.14. 東京,東京
[没]1991.2.7. 東京,世田谷
宝生流ワキ方の能楽師宝生新実子(二男)。母方の籍に入り,森姓で育つ。1931年『春日龍神』のワキヅレ初舞台。1941年『道成寺』,1948年『張良』を初演。1955年『国栖(くず)』『楊貴妃』で,1961年『攝待』で芸術祭賞奨励賞。1981年度芸術選奨文部大臣賞。1983年紫綬褒章。1986年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。長男に森常好,義兄宝生弥一,弟に宝生哲がいる。(→

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森茂好」の解説

森茂好 もり-しげよし

1916-1991 昭和時代の能楽師。
大正5年12月14日生まれ。宝生新(ほうしょう-しん)の次男。宝生流ワキ方。昭和6年「春日竜神」のワキツレで初舞台。57年「江口」で芸術選奨をうけ,61年人間国宝。平成3年2月7日死去。74歳。東京出身。

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世界大百科事典(旧版)内の森茂好の言及

【宝生流】より

…芸術院会員。人間国宝),森茂好(1916‐91。新の実子)らがいる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」