縁を結ぶ(読み)エンヲムスブ

デジタル大辞泉 「縁を結ぶ」の意味・読み・例文・類語

えんむす・ぶ

夫婦養子などの縁組みをする。縁を組む。
仏道に入り、往生するつながりをもつ。仏縁を結ぶ。結縁けちえん
「額に阿字を書きて、―・ばしむるわざをなんせられける」〈方丈記
[類語]嫁ぐ嫁する嫁入り輿入れ結婚片付く縁付く縁結び玉の輿に乗る結ばれる妻帯さいたいする身を固める所帯を持つ一緒になる連れ添う添い遂げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縁を結ぶ」の意味・読み・例文・類語

えん【縁】 を 結(むす)

① 仏道と縁をつなぐ。仏縁を結ぶ。結縁(けちえん)
※久安百首(1153)雑上「石清水えんをむすべる人はみなうるほひをえぬ事のなき哉〈藤原季通〉」
② 夫婦、養子などの縁組をする。縁を組む。
※虎明本狂言・石神(室町末‐近世初)「又にあはしきものも御ざれは、えんをむすびまらするが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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