共同通信ニュース用語解説 「阿字」の解説 阿字 サンスクリット語の「a」の字・音。梵字の最初の文字で、万物の根源として、真言密教では重視され、大日如来を表すと見なす。梵字の阿字を見ながら、瞑めい想する「阿字観」は密教の実践法の一つ。更新日:2014年8月29日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
精選版 日本国語大辞典 「阿字」の意味・読み・例文・類語 あ‐じ【阿字】 〘 名詞 〙 仏語。① 梵語の母音一二種の最初におかれる音 a にあてられる文字。事物の始まり、根本を意味するとされる。特に密教では、宇宙万物は元来不生にして不滅であるという真理、すなわち空(くう)を象徴するものと考え、阿字(の形、音、意味)を観ずることにより、真理を体得できるとして極めて重視する。あ。[初出の実例]「阿字第一命」(出典:即身成仏義(823‐824頃))② 胎蔵界曼荼羅の大日如来理法身や、菩提心などを表象する種子(しゅじ)として用いられる梵字。[初出の実例]「阿字者周遍法界理之種子」(出典:秘蔵記(835頃か)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例