金紙(読み)キンシ

デジタル大辞泉 「金紙」の意味・読み・例文・類語

きん‐し【金紙】

きんがみ(金紙)1」に同じ。
金札きんさつ4」に同じ。

きん‐がみ【金紙】

金粉金箔きんぱくを押したり、金泥などを塗ったりした紙。金色の紙。きんし。こんし。
金色の金属を薄く紙のようにのばしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「金紙」の意味・読み・例文・類語

きん‐し【金紙】

〘名〙
金箔(きんぱく)をおしたり、金泥(きんでい)を塗ったりした紙。こんし。
※禅竹宛世阿彌書簡‐永享六年カ(1434か)六月八日「道の妙文わ金帋とをぼしめされ候べく候」
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五「金紙(キンシ)采配右手に取り」
謡曲鵜飼(1430頃)「江河に漁(すなど)ってその罪夥し。されば鉄札数を尽くし、金紙を汚すこともなく」
金貨紙幣
明六雑誌‐二六号(1875)紙幣成行妄想録〈神田孝平〉「此金紙の差初めの程は開港場のみに行はれ其数甚微少にして」

きん‐がみ【金紙】

〘名〙 金箔(きんぱく)、または金粉を押し貼った紙。また、金色の紙。きんし。
浮世草子好色一代女(1686)三「金紙(キンカミ)匕髻結(はねもとゆひ)

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普及版 字通 「金紙」の読み・字形・画数・意味

【金紙】きんし

金色の紙。

字通「金」の項目を見る

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