日本大百科全書(ニッポニカ) 「アオメエソ」の意味・わかりやすい解説 アオメエソあおめえそ / 青眼狗母魚greeneyes[学] Chlorophthalmus albatrossis 硬骨魚綱ハダカイワシ目アオメエソ科に属する海水魚。別名メヒカリ。本州中部以南に分布し、深海で漁獲される。全長14センチメートルほどで、細長く、胴部は円筒形である。眼径は大きく吻長(ふんちょう)より長い。背びれは11軟条で、小さい脂(あぶら)びれがある。側線鱗(そくせんりん)数は55~60個程度。下あごの先端は上あごより前に出る。体に暗色の斑紋(はんもん)が10個ほど縦列する。アオメエソ科の魚は日本近海に6種が知られ、いずれも練り製品や乾物などにされる。[上野輝彌] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アオメエソ」の意味・わかりやすい解説 アオメエソChlorophthalmus albatrossis ヒメ目アオメエソ科の海水魚。体長約 15cm。体は円筒形で,頭部は縦扁する。眼は著しく大きい。体色はオリーブ色で,体側に約 10条の不規則な暗色斑がある。瞳孔は青緑色に輝く。南日本からフィリピンに分布し,水深 200~600mの深海に生息する(→深海魚)。干物,佃煮,かまぼこの原料とされる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報