日本大百科全書(ニッポニカ) 「アキメネス」の意味・わかりやすい解説
アキメネス
あきめねす
[学] Achimenes
イワタバコ科(APG分類:イワタバコ科)のアキメネス属の総称。熱帯アメリカ原産の春植え球根草。メキシコからブラジル、アルゼンチンにかけて約26種(コクシネアA. coccinea Pers.、グランディフローラA. grandiflora DC.など)が分布する。また、交配によってつくられた多くの園芸品種が、夏の鉢物として栽培される。球根は松かさ状の小塊茎で、草丈は20~30センチメートル。葉は対生または輪生し、花は葉腋(ようえき)から互生し、花筒は長く先端は開く。花色は品種によって、赤、紫、青、白など豊富である。
[平城好明 2021年7月16日]