病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「アニリン系解熱鎮痛剤」の解説
アニリン系解熱鎮痛剤
《アセトアミノフェン製剤》
アセトアミノフェン(小野薬品工業、東洋製薬化成、吉田製薬、健栄製薬、丸石製薬、東和薬品、長生堂製薬、武田テバファーマ、武田テバ薬品、武田薬品工業、ニプロ、辰巳化学、日本GE、日本ジェネリック、マイラン製薬、ファイザー、高田製薬、東和薬品)
アセトアミノフェン小児用(武田テバファーマ、武田テバ薬品、武田薬品工業、長生堂製薬、日新製薬、日本ジェネリック)
アセトアミノフェンDS(高田製薬)
アセトアミノフェンDS小児用(東和薬品、高田製薬)
アルピニー(久光製薬、三和化学研究所)
アンヒバ小児用(アボットジャパン)
カロナール(あゆみ製薬、高田製薬)
カロナール小児用(あゆみ製薬)
コカール(三和化学研究所)
コカール小児用(三和化学研究所)
パラセタ(シオエ製薬、日本新薬)
パラセタ小児用(シオエ製薬、日本新薬)
ピレチノール(岩城製薬)
《》
SG配合顆粒(塩野義製薬)
体温調節中枢や神経中枢にはたらきかけて、熱を下げ、痛みをやわらげる効果のある薬です。
感冒(かぜ)などの発熱、頭痛、耳痛、
アセトアミノフェンは、市販のかぜ薬にも含まれていることが多い成分です。
①過敏症状(
②吐き気・
③貧血などの血液障害や肝障害がおこることがあります。医師から指示された診察や検査は、必ず受けるようにしてください。
①いろいろな剤型があります。内服剤を服用するときは、副作用の胃腸障害を防ぐために食後の服用が原則です。
かってに中止、増量・減量したりしないでください。また、必ず4時間以上の間隔をあけて服用し、飲み忘れたときに、次回に2回分をあわせて飲んだりしないでください。
坐剤を使用するときは、必ず4時間以上の間隔をあけて使ってください。使用する間隔が短いと、体温が下がりすぎて危険です。とくに子どもに坐剤を使用するときは、熱が下がらないからといって使用間隔を短くすると、急に熱を下げてショックをおこすことがあります。
②あらかじめ、持病や現在使用中の薬の有無を医師に報告し、薬の効果と副作用について医師・薬剤師からよく説明を聞き、注意事項をきちんと守ってください。とくに重い血液の病気、
③妊婦あるいは現在妊娠している可能性のある人、母乳で授乳中の人は、あらかじめ医師に報告してください。
④3日以上使用しても解熱しない、いちど解熱した後また発熱するようなときは医師に相談し、6日以上続けて使用しないでください。
⑤この薬を使用中にほかの薬(市販薬も含めて)を使う必要が生じたときは、医師に相談してください。とくに、抗凝血剤、ワルファリンカリウム製剤、三環系抗うつ剤、カルバマゼピン製剤、炭酸リチウム製剤、チアジド系利尿剤などと併用すると副作用が現れたり、併用薬の作用が変化することがあります。
⑥ 副作用が出やすくなるので、薬の使用中は禁酒を守ってください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報