アバルア(その他表記)Avarua

デジタル大辞泉 「アバルア」の意味・読み・例文・類語

アバルア(Avarua)

南太平洋クック諸島首都ラロトンガ島北岸に位置し、港湾をもつ。政庁舎・国会議事堂郵便局ほかマオリ文化を紹介する国立博物館などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アバルア」の意味・わかりやすい解説

アバルア
Avarua

南太平洋,クック諸島の首都。同国南部のラロトンガ島の北部にあり,ニュージーランド北方約 3400kmに位置する。島の商業中心地でもある。
市街地は海沿いの比較的平坦な場所に広がり,内陸部では険しい山がそびえる。海岸は岩場が多いが,砂浜もいくつかある。沖合いには,1916年12月に座礁した蒸気貨物船『マイタイ号』SS Maitaiの残骸がある。町の中心部にあるサー・ジョフリー・ヘンリー国立文化センター Sir Geoffrey Henry National Culture Centreには,政府機関,博物館,図書館,公会堂が立ち並び,敷地内のクック諸島国立博物館では手工芸品や 1830年代に輸入された印刷機が展示されている。また,南太平洋大学エクステンションセンターでは職業訓練が行なわれるほか,学位取得のためのコースも提供されている。ラロトンガ島を一周する主要道路「アラ・タプ」Ara Tapuと,それに並走する古来の道「アラ・メチュア」Ara Metuaが町を横切る。アバルアの西方約 4kmのラロトンガ国際空港はクック諸島の空の玄関である。港は 2ヵ所あり,中心部の港は小型船舶が出入りし,空港のすぐ東にある商業港のアバチウ港は大型船舶の入港が可能である。人口 4967(2011)。

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百科事典マイペディア 「アバルア」の意味・わかりやすい解説

アバルア

南太平洋ポリネシアの島国,クック諸島の首都。点在する島のうち最大のラロトンガ島にあり,人口1万572人(2011)。政治経済の中心地で,特産品の養殖黒真珠の輸出拠点にもなっている。近年観光業も盛んであるが,周囲島々との経済格差が生じている。

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