スチーブンソン(英語表記)Stephenson, Robert

デジタル大辞泉 「スチーブンソン」の意味・読み・例文・類語

スチーブンソン(Stephenson)

(George ~)[1781~1848]英国の発明家ワット蒸気機関を応用し、1813年に初めて蒸気機関車製作、25年に世界最初の鉄道建設
Robert ~)[1803~1859]英国の鉄道・橋梁技術者。の子。父の工場機関車改良に従事。パイプ構造式鉄橋を案出

スチーブンソン(Robert Louis Stevenson)

[1850~1894]英国の小説家寓意ぐういをこめた空想的世界を描いた。作「ジキル博士とハイド氏」「宝島」など。

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精選版 日本国語大辞典 「スチーブンソン」の意味・読み・例文・類語

スチーブンソン

  1. [ 一 ] ( Adlai Ewing Stevenson アドレー=ユーイング━ ) アメリカの政治家。イリノイ州知事、国連大使を歴任し、国際連合の設立にも尽力した。(一九〇〇‐六五
  2. [ 二 ] ( George Stephenson ジョージ━ ) イギリスの発明家。蒸気機関車の改良と実用化に力を注ぎ成功。その技術によって一八三〇年リバプールとマンチェスター間に本格的蒸気機関車による鉄道が敷設された。(一七八一‐一八四八
  3. [ 三 ] ( Robert Stephenson ロバート━ ) イギリスの鉄道・橋梁技術者。父のジョージを助けて鉄道建設に従事。橋梁の設計にも優れ、カナダセントローレンス川に架けた大ビクトリア橋は有名。(一八〇三‐五九
  4. [ 四 ] ( Robert Louis Stevenson ロバート=ルイス━ ) イギリスの小説家。寓意を含む怪奇な状況や、幻想的な世界を描き、一九世紀イギリス文学に独自の位置を占める。作品に「宝島」「ジキル博士とハイド氏」など。(一八五〇‐九四

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スチーブンソン」の意味・わかりやすい解説

スチーブンソン
Stephenson, Robert

[生]1803.10.16. ウェリントンクウェイ
[没]1859.10.12. ロンドン
イギリスビクトリア朝時代の土木技術者。蒸気機関車の発明者であるジョージ・スチーブンソンの長男。エディンバラ大学卒業。1821年,父の行なったストックトン・アンド・ダーリントン鉄道敷設のための調査や,その後のリバプール・アンド・マンチェスター鉄道の調査にも参加。一時コロンビアで鉱山技師として働いたのち帰国,蒸気機関車に数々の改良を加え 1833年ロンドン・アンド・バーミンガム鉄道の主任技師に任命され,ビルスウォース―キルズビィ間のトンネルの掘削など,おもな土木技術作業の指揮をとった。ニューカッスルアポンタインからベリックアポントウィードまでの新しい鉄道敷設を請け負った際には,ジェームズ・ネイスミスが発明したスチームハンマを使用してタイン川に橋脚の基礎をつくり 6個のアーチをもつ鉄橋を建設した。次いでアングルシー島とウェールズ本土を隔てるメナイ海峡に鉄道橋を建設する要請を受けて,スチーブンソンはまったく新しい形の箱桁橋を創造した。ブリタニア橋と名付けられたこの橋の成功により箱桁橋はイギリスのみならず世界各国でも建設されるようになった。1847年下院議長。

スチーブンソン
Stevenson, Robert Louis

[生]1850.11.13. エディンバラ
[没]1894.12.3. ウポル島
イギリスの小説家,詩人,随筆家。エディンバラ大学卒業。若くして肺を病み,転地のため旅を重ね,1890年以後南太平洋のサモアに定住。旅行記に『内地舟行』 An Inland Voyage (1878) ,『ろばを連れて』 Travels with a Donkey in the Cevennes (79) があり,随筆では『若き人々のために』 Virginibus Puerisque (81) が有名。小説には軽妙な短編集『新アラビアン・ナイト』 New Arabian Nights (82) ,冒険物語『宝島』 Treasure Island (83) ,怪奇な寓話『ジキル博士とハイド氏』 The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde (86) などがある。童謡集『子供のうたの花園』A Child's Garden of Verses (85) は彼の詩才を示し,書簡集にも魅力ある人柄がよく表われている。

スチーブンソン
Stephenson,George

[生]1781.6.9. ノーサンバーランド,ワイラム
[没]1848.8.12. チェスターフィールド
イギリスの技術者,蒸気機関車の発明者。炭鉱の蒸気機関の火夫の子として生れ,父を助けて働きながら勉学,17歳でニューカッスルの炭鉱の揚水用蒸気ポンプ係となった。蒸気機関車の研究を進め,1814年に最初の蒸気機関車の試運転に成功。これは石炭運搬用の貨車8台を引いて時速 6.4kmで炭鉱から港まで走った。さらに改良を加えて 15年特許を取った。 25年ストックトン-ダーリントンを走った世界最初の旅客列車の機関車も彼の製作である。 30年に完成したリバプール-マンチェスターの鉄道敷設の技術指導を行い,彼の製作した機関車『ロケット』号は時速約 48kmで 30人の客を乗せた列車を引いた。その後もイギリス国内の多くの幹線鉄道の技師となり,ベルギー,スペインの鉄道建設にも貢献。ほかに鉱山用安全灯の考案でも知られている。イギリス機械学会の初代会長となった (1848) 。

スチーブンソン
Stevenson, Adlai Ewing

[生]1900.2.5. ロサンゼルス
[没]1965.7.14. ロンドン
アメリカの政治家。プリンストン大学,ノースウェスタン大学卒業。弁護士として活躍するかたわら,1941~44年海軍長官特別補佐官,45年国務長官補佐官などを歴任。国連創設にも貢献し,45年サンフランシスコ国連創設会議アメリカ代表団顧問,46~47年国連総会のアメリカ代表。 48年イリノイ州知事に選出され,すぐれた業績を残した。 52年と 56年には民主党大統領候補に指名されたが,D.アイゼンハワーに敗れた。 61~65年国連大使 (閣僚待遇) 。

スチーブンソン
Stevenson, Andrew

[生]1784.1.21. バージニア,カルペパー
[没]1857.1.25. バージニア,アルブマール
アメリカの政治家,外交官。 1821~34年連邦下院議員,27~34年連邦下院議長。バージニア出身の民主党員で M.バン・ビューレン大統領を支持し,36~41年イギリス駐在大使として赴任。

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百科事典マイペディア 「スチーブンソン」の意味・わかりやすい解説

スチーブンソン

スティーブンソン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スチーブンソン」の意味・わかりやすい解説

スチーブンソン(George Stephenson)
すちーぶんそん

スティーブンソン


スチーブンソン(Adlai Ewing Stevenson)
すちーぶんそん

スティーブンソン


スチーブンソン(Robert Louis Stevenson)
すちーぶんそん

スティーブンソン


スチーブンソン(Robert Stephenson)
すちーぶんそん

スティーブンソン

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