アラモ（読み）あらも（英語表記）Alamo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アラモ
Alamo

アメリカ合衆国，テキサス州のサンアントニオにある，18世紀のフランシスコ修道会の伝道所。1718年の建設時はサンアントニオ・デ・バレロ伝道所といわれたが，18世紀末に一部廃墟化，1801年以降スペイン軍にたびたび占拠されるようになり，ハコヤナギの木立ちがあったことからスペイン語でハコヤナギの意のアラモと呼ばれるようになった。テキサス独立戦争中の 1836年2月23日～3月6日，メキシコ軍司令官アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナ指揮下の 4000人の軍隊に包囲された約 200人のテキサス義勇兵が 13日間死守したことで有名。守備隊は全滅したが，アラモはテキサスの戦いの象徴となった。2015年世界遺産の文化遺産に登録された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

アラモ
あらも
Alamo

アメリカ合衆国、テキサス州サン・アントニオ市にあるテキサス独立戦争時の砦(とりで)。「テキサスの自由の揺籃(ようらん)」といわれる。1836年、メキシコからの独立を志した180余名が立てこもり、約5000のメキシコ軍を相手に戦って壊滅した。

［菅野峰明］

[参照項目] | サン・アントニオ

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