日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルバカーキ」の意味・わかりやすい解説
アルバカーキ
あるばかーき
Albuquerque
アメリカ合衆国、ニュー・メキシコ州中央部にある同州最大の都市。人口44万8607(2000)。リオ・グランデ川に面し、商業、工業、交通の中心地である。療養所や病院の多い保養都市でもある。鉄道車両修理、木材、食品加工、電気器具の工場があるが、最大の雇用者をもつのは合衆国原子力委員会の施設である。古い市街は1706年に建設され、地名は初期のスペイン総督アルブケルケ公爵にちなむ。1880年、鉄道の開通とともに古い市街の東に新しい市街が建設され、この発展によって古い市街はそのなかに含まれた。ニュー・メキシコ大学、アルバカーキ大学がある。観光名所としては、1706年建設のサン・フェリペ・デ・ネリ教会、オールド・タウン・プラザ、多数の博物館、西半球最古の住居跡のある洞窟(どうくつ)などがある。
[菅野峰明]