デジタル大辞泉
「アレキサンドライト」の意味・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「アレキサンドライト」の意味・読み・例文・類語
アレキサンドライト
- 〘 名詞 〙 ( [英語] alexandrite )[ 異表記 ] アレクサンドライト ( ロシア皇帝アレクサンドル二世にちなむ ) 宝石の一種。反射光線で緑色に、透過光線で紅色に輝く。金緑玉。アレキサンダー。アレキサンドル。
- [初出の実例]「古めかしいアレクサンドライトのペンダントが妖しく光ったり」(出典:がらくた博物館(1975)〈大庭みな子〉よろず修繕屋の妻)
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アレキサンドライト
あれきさんどらいと
alexandrite
金緑石(クリソベリル)の一変種。宝石名として用いられることもある。1830年代初頭にウラル山中で発見された。太陽光では緑色を帯びた黄色、透明であるが、白熱光では赤色を呈する。変色の原因は微量のCr3+(三価クロム)あるいはやや多量のFe3+(三価鉄)の存在によるとされており、これらはいずれも成分中のAl(アルミニウム)を置換する。現在この名称は宝石名のみならず、太陽光と白熱光で異なった色を呈する金緑石すべてに対して用いられる傾向にある。花崗(かこう)岩質ペグマタイトあるいは黒雲母片岩中の石英脈中に産する。名称はロシア皇帝アレクサンドル2世にちなむ。6月の誕生石。
[加藤 昭 2015年12月14日]
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アレキサンドライト
alexandrite
クリソベリルBeAl2O4の変種で,宝石として用いられる。微量なクロムCrの含有によって,昼間光で暗緑色,電灯光で暗赤色に変化する。のちのロシア皇帝アレクサンドル2世の成年式の年である1834年にロシアのウラル山中で発見され,これにちなんで命名された。希少性と高い硬度(8.5),変色性により高く評価されるが,良質石の産出はそれほど多くない。主産地としてスリランカ,ロシア,ブラジル,タンザニア,ジンバブウェがあげられる。
執筆者:近山 晶
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「アレキサンドライト」の意味・わかりやすい解説
アレキサンドライト
クリソベリル(金緑石)の美しいものの宝石名。太陽光の下で草緑色,白熱電灯下で赤紫色。非常に高価。ロシア,スリランカなどが主産地。人工物はコランダムにバナジウムを添加したもので色調は天然物とは異なる。7月の誕生石。
→関連項目金緑石
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アレキサンドライト
alexandrite
金緑石 (クリソベリル) のうち,特に緑色透明で種々の色調を呈する美晶の高価な宝石。斜方晶系。 1833年,ロシアのウラル地方で最初に発見され,当時の皇帝アレクサンドル2世にちなんで命名された。ウラル地方では雲母片岩中にエメラルドと共生して産出,ニューイングランドではペグマタイト中に,ブラジル,スリランカ,ミャンマーでは漂砂鉱床中から産出する。タスマニア,ジンバブエでも産する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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