アレクサンダー諸島(読み)アレクサンダーショトウ

デジタル大辞泉 「アレクサンダー諸島」の意味・読み・例文・類語

アレクサンダー‐しょとう〔‐シヨタウ〕【アレクサンダー諸島】

Alexander Archipelago》米国アラスカ州南東部、太平洋沿岸の諸島。チチャゴフ島、プリンスオブウェールズ島をはじめ、大小1000以上の島々からなり、その多く氷食を受けた複雑で入り組んだ海岸線に囲まれる。主な都市はシトカケチカンピーターズバーグなど。漁業水産加工業、毛皮産業が盛ん。

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改訂新版 世界大百科事典 「アレクサンダー諸島」の意味・わかりやすい解説

アレクサンダー[諸島]
Alexander Archipelago

アメリカ合衆国北西部,アラスカ州南東部の諸島。北緯54°40′~58°25′にかけて存在する約1100の島々は,沈降した山脈上部で,氷食による険しい地形をもつ。主要島はチチャゴフ,アドミラルティ,バラノフ,プリンス・オブ・ウェールズ,レビラギゲドで,主要都市はケチカンとシトカ。漁業,水産加工林業,金鉱業が経済の中心をなす。1741年にロシア人によって発見された。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アレクサンダー諸島」の意味・わかりやすい解説

アレクサンダー諸島
あれくさんだーしょとう
Alexander Archipelago

北アメリカ北西部、アメリカ合衆国のアラスカ州南東部、太平洋沿岸にある多数の島々。これらの島々やこの地帯出入りの激しい海岸線の形は、かつてこの一帯氷河により旺盛(おうせい)な侵食を受けて多数の氷食谷が形成され、これらが沈水したために生じたものである。付近に世界有数の漁場があり、シトカ、ケチカンなどの都市では水産加工業が発達している。毛皮産業やパルプ工業も盛ん。1741年にロシア人が発見した。

[鶴見英策]

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