アンチゴライト(データノート)
あんちごらいとでーたのーと
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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アンチゴライト
antigorite
蛇紋石鉱物の中で板状形態をとりX軸方向に波状の超構造をとるもの。板温石とも。基本構造の8倍の長周期をとるものではMg48 Si34O85(OH)62。単斜晶系,格子定数a4.35nm, b0.925, c0.726, β91.38°, 単位格子中1分子含む。X軸方向の長周期は一般3.5~4.5nmである。肉眼では濃緑・淡緑・黄・白の塊状あるいは繊維状。硬度2.5~3.5, 比重2.61(測定値),2.58(計算値)。2V(-)61°。屈折率α1.557, β1.566, γ1.571。かんらん岩が変質してできた蛇紋岩の主成分鉱物として他の蛇紋石とともに産出。広域変成作用を受けた蛇紋岩では単独で産出。名前はイタリアの産地Antigorioに由来。
執筆者:上原 誠一郎
参照項目:蛇紋石
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のアンチゴライトの言及
【蛇紋石】より
…名称はヘビの皮のような外観を示すことによる。アンチゴライトantigorite(葉片状),リザーダイトlizardite(塊状),クリソタイルchrysotile(繊維状,電子顕微鏡下ではパイプ状)の3種に分けられるが,これらが混じって出ることが多い。いずれも層状の結晶構造をもち,クリソタイルでは層が湾曲してパイプとなり,アンチゴライトでは波状の層が反転しながら連なっている。…
※「アンチゴライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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