デジタル大辞泉 「イニシアチブ」の意味・読み・例文・類語 イニシアチブ(initiative) 《「イニシアティブ」とも》1 物事を率先してすること。首唱。先導。「日本のイニシアチブで国際会議をすすめる」2 主導権。「業界でイニシアチブを発揮する」「交渉のイニシアチブを取る」3 国民が自発的に立法に関する提案を行うことのできる制度。直接民主制の一要素。国民発案。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「イニシアチブ」の意味・読み・例文・類語 イニシアチブ 〘 名詞 〙 ( [英語] initiative )① 直接民主制の一手段。一定数以上の国民または地方自治体の住民が法令の制定、改廃を提案できる制度。スイスやアメリカ合衆国(一部の州)に行なわれている。[初出の実例]「公平選挙法(プロポーショナル)だの、直接投票(レフェレンダム)だの、人民発議権(イニシエチーヴ)だのと」(出典:平民新聞(1907)一六号・余が思想の変化〈幸徳秋水〉)② 物事を多くの人で行なう場合に、その先頭に立って全体の動きをリードしてゆくこと。また、その権利。主導権。主体性。[初出の実例]「此時日本のインシヤチイブを意外としたるは」(出典:東京朝日新聞‐明治三七年(1904)一二月三一日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例