嗽薬(読み)うがいぐすり

精選版 日本国語大辞典 「嗽薬」の意味・読み・例文・類語

うがい‐ぐすりうがひ‥【嗽薬】

  1. 〘 名詞 〙 うがいに用いる水薬。ほう酸水、過酸化水素液、食塩水などが使われる。含嗽剤(がんそうざい)。くくみぐすり。
    1. [初出の実例]「夏来れば うがひ薬(グスリ)の 病ある歯に沁(し)む朝のうれしかりけり」(出典一握の砂(1910)〈石川啄木手套を脱ぐ時)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「嗽薬」の意味・わかりやすい解説

うがい薬【うがいぐすり】

含嗽(がんそう)剤。口腔のど洗浄炎症治療目的とする外用液剤。収れん,防腐あるいは殺菌性の薬品水溶液。たとえば5〜10%オキシドール,0.3%ミョウバン水溶液,臭化ドミフェン1万倍液,ポピドンヨード500倍液などが通常用いられる。
→関連項目アフタ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

普及版 字通 「嗽薬」の読み・字形・画数・意味

【嗽薬】そうやく

うがい薬。

字通「嗽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android