デジタル大辞泉 「エバーグレーズ」の意味・読み・例文・類語 エバーグレーズ(Everglaze) 樹脂加工をした布地に熱処理により凹凸の模様を浮き立たせた織物。夏の婦人・子供服、カーテンなどにする。商標名。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「エバーグレーズ」の意味・わかりやすい解説 エバーグレーズEverglaze 〈いつまでも表面につやがある〉という意を含ませた,アメリカのバンクロフト社の特許技術で製造される布地に対する商標。綿布をデンプンなどで処理し,カレンダーにかけて熱と圧力でつやを出すこともできるが,その効果は永続的でない。これに対し,エバーグレーズは,メラミンホルムアルデヒド樹脂などで樹脂加工し,熱カレンダーを通すもので,その加工効果は洗濯しても消えない。単につやを与えるばかりでなく,凹凸模様をつけたり,風合いや地合いを変えたり,モアレやチンツなどの効果を出すこともでき,また綿布以外にも適用できる。執筆者:坂本 宗仙 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エバーグレーズ」の意味・わかりやすい解説 エバーグレーズEverglades アメリカ合衆国,フロリダ州南部の沼沢および草地の多い湿地帯。マイアミやパームビーチの西方に広がり,オキーチョビー湖の南側一帯にあたる。面積は約1万 km2。樹木は少く,ススキなどの草類が多い。沼地,氾濫原砂丘が広い面積を占める。ほとんど平坦な地形で,その勾配は 1kmあたり 3cm。その大部分は,1年の大半が冠水している。 1915年以来,フロリダ州は南部地方の一部分を動植物保護地区にしてきたが,47年エバーグレーズ国立公園が設定され,マングローブやイトスギなどの植物や,サギ,シラサギ,トキなどの鳥類が本格的な保護の対象となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by