デジタル大辞泉 「からに」の意味・読み・例文・類語
から‐に
1 …だけの理由で。…だけで。「聞く
「ただ一夜隔てし―あらたまの月か経ぬると
2 (「からには」の形で)…である以上は。…する以上は。「言った
3 …と同時に。…とすぐに。
「初春の
4 前の事柄を理由・原因として順当な結果へと続ける意を表す。…ので。…ゆえに。
「うちわたす
5 (助動詞「む」に付いて)前の事柄を理由・原因として順当でない結果へと続ける意を表す。…からといって。
「いかに大宮司ならん―、国にはらまれては
[補説]5の用法は中世だけで、近世になると「てから」「てからが」の形に変わる。