キスマユ(その他表記)Kismayu

関連語 製材所 漁業 西野

改訂新版 世界大百科事典 「キスマユ」の意味・わかりやすい解説

キスマユ
Kismayu

アフリカ大陸東端を占めるソマリアのインド洋岸にある港町。人口9万(1990)。エチオピアから南に流れてくるジューバ川の河口に近く古代からアラブ系の人びとのインド洋航路の寄港地であったが,1856年オマーンから分離したザンジバル王国の支配下に入り,72年同国の重要な港となった。ザンジバルがイギリスの保護国となったため,87年イギリス領となり,1925年イタリア領に編入された。
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百科事典マイペディア 「キスマユ」の意味・わかりやすい解説

キスマユ

ソマリア南部,ジューバ川河口に近く,インド洋岸の港湾都市。キスマヨ,キスマーヨとも。家畜取引が盛んで,発電所がある。1872年ザンジバルイマームにより城塞(じょうさい)が建設された。1887年英国が占領,1925年イタリア領。約9万人(1990)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キスマユ」の意味・わかりやすい解説

キスマユ
Kismayu

別称キシマイオ Chisimaio。ソマリア南部,インド洋にのぞむ港町。バッソジュバ州の行政庁所在地。モガディシオ南西約 400km,ジュバ川河口付近に位置。 1872年ザンジバルのスルタンが建設。 87年イギリス領,1927~41年イタリア領となった。商業中心地で漁業も盛ん。発電所,製材所などがある。バナナ積出港。人口8万 (1985推計) 。

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