百科事典マイペディア 「キュイ」の意味・わかりやすい解説
キュイ
→関連項目ムソルグスキー
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ロシアの作曲家、音楽評論家。幼時から音楽の基礎教育を受けたが、ペテルブルグ陸軍工兵学校を卒業。1856年「五人組」の理論家バラキレフと知り合い音楽活動に入るが、同時に母校の教授を務めた。フランス系リトアニア人である彼の作風は、ムソルグスキーら民族的色彩の強い他の「五人組」の作曲家とは異なり、『ウィリアム・ラトクリフ』(1869)をはじめ10曲のオペラにはマイヤベーアの影響が感じられ、ピアノ小曲や多数の歌曲はショパン風の叙情的旋律をもっている。しかし批評家として「五人組」の活動を支えた功績は大きい。なお、彼の作品でバイオリン独奏曲としてもっとも親しまれている『オリエンタル』は、24の小品からなる『万華鏡』(1893)のなかの第9曲にあたる。
[寺本まり子]
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出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報
… 文学ではチェルヌイシェフスキーやドブロリューボフを中心に《現代人》誌に集まったグループ,絵画では〈芸術家組合Artel’ khydozhnikov〉や〈移動展派〉のグループが生まれたが,それらと同様な立場にある。評論家スターソフが思想的中心となり,作曲家バラーキレフを指導者として,キュイ,ムソルグスキー,A.P.ボロジン,リムスキー・コルサコフらの作曲家が集まった。キュイは彼らの立場の宣伝者・批評家としても健筆を振るった。…
※「キュイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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