クロルデン(その他表記)chlordane

翻訳|chlordane

デジタル大辞泉 「クロルデン」の意味・読み・例文・類語

クロルデン(chlordane)

有機塩素系化合物の一。農薬・家庭用殺虫剤・家庭用白あり駆除剤などとして用いられてきたが、現在は使用禁止。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロルデン」の意味・わかりやすい解説

クロルデン
chlordane

おもにシロアリ駆除剤(→住居用駆虫剤)として用いられた有機塩素化合物。日本では製造されておらず,かつて年間 2000t程度が輸入され,住宅に散布されたり,木材合板への添加に用いられていた。水に溶けにくく分解されにくいので,生物濃縮され,生物や底泥を広く汚染していることが見出されている。一部では地下水からも検出された。毒性が高く,発癌性が懸念されることから,化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律化学物質審査規制法)のもとで第1種特定化学物質に指定され,1986年以降,日本では製造・輸入・使用が禁止されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「クロルデン」の解説

クロルデン

 有機塩素殺虫剤で殺カビ作用もある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android