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けらし ケラシ

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デジタル大辞泉の解説

け◦らし

[連語]《過去の助動詞「けり」の連体形に推量の助動詞「らし」の付いた「けるらし」の音変化》
確実な根拠に基づいて、過去の動作・状態を推量する意を表す。
「我妹子(わぎもこ)は常世(とこよ)の国に住み―◦らし昔見しより変若(をち)ましにけり」〈・六五〇〉
近世文語で「けり」をやわらげていう用法。
「心もとなき導師の力なり―◦らし」〈笈の小文
[補説]一説に、「けり」が形容詞的に活用したものともいう。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

けらし

( 連語 )
〔助動詞「けり」と助動詞「らし」との連語「けるらし」の転。一説に「けり」の形容詞的に活用したものとも。和歌に多く用いられるが、和歌以外でも感動的・情緒的文には用いられることがある〕
過去を回想しながら、ある状態を客観的立場から推量判断する。助詞「も」を伴って詠嘆的にも用いる。 「古の神の時より逢ひけらし今の心も常忘らえず/万葉集 3290」 「しのびて心かはせる人ぞありけらし/源氏 帚木」 「恋せじとみたらし河にせしみそぎ神はうけずぞなりにけらしも/古今 恋一
(近世文語で)「けり」に同じで、それをやや婉曲的に表現するのに用いる。 「漸ようやく雲門に入るこそ心もとなき導師の力なりけらし/笈の小文」

出典|三省堂
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