コスタデルソル(読み)こすたでるそる(その他表記)Costa del Sol

デジタル大辞泉 「コスタデルソル」の意味・読み・例文・類語

コスタ‐デル‐ソル(Costa del Sol)

スペイン南部、アンダルシア州の地中海に沿う海岸線太陽海岸を意味する。イベリア半島最南端のタリファ岬以東、マラガを経てアルメリア付近までをさす。ヨーロッパ屈指の海岸保養地として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コスタデルソル」の意味・わかりやすい解説

コスタ・デル・ソル
こすたでるそる
Costa del Sol

スペイン南部、地中海に沿う海岸の名。「太陽の海岸」を意味する。ジブラルタルの東からマラガを中心にしてアルメリアに至るまでの延長約300キロメートルに及ぶ。1960年代から急速に観光・保養地として開けた。平均気温は、マラガで1月12.5℃、8月25.6℃以下、年降水量300ミリメートルと温和である。ベティカ山系の山が海岸まで迫っているため、狭い帯状地をなしている。中央付近に位置する港湾・工業都市マラガには、多くのホテルレストランが並び建つ。

田辺 裕・滝沢由美子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コスタデルソル」の意味・わかりやすい解説

コスタデルソル
Costa del Sol

スペイン南部,アンダルシア州の地中海に面する海岸。「太陽海岸」の意。ジブラルタル海峡のタリファからマラガ,グラナダの各県を経てアルメリア県のガタ岬にいたる海岸で,温暖で晴天の多い地中海性気候に恵まれ,一年中海水浴が可能。避寒,避暑の客でにぎわう。特に太陽に恵まれない北欧の人々の憧憬の地。中心都市マラガのほか,モトリル,アルメリアなど有名な観光都市や海水浴場が連なっている。

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百科事典マイペディア 「コスタデルソル」の意味・わかりやすい解説

コスタ・デル・ソル

スペイン南部,アンダルシア・マラガ県の地中海岸の呼称。〈太陽の海岸〉の意。最大規模のリゾート地で,年平均326日の日照日。国内外の避寒,避暑客が訪れる。イスラム教徒による占領が約800年続き,その文化遺産もある。
→関連項目マラガ

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世界大百科事典(旧版)内のコスタデルソルの言及

【マラガ】より

…〈エル・マラガ〉と呼ばれる甘味の強いブドウ酒の産地で,またピカソの生地。マラガの西のトレモリノからマルベリャまではコスタ・デル・ソル(太陽海岸)と呼ばれる国際観光地域となっている。マラゲーニャ【岡住 正秀】。…

※「コスタデルソル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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