コッブ(英語表記)Cobb, John B.,Jr.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コッブ」の意味・わかりやすい解説

コッブ
Cobb, John B.,Jr.

[生]1925.2.9. 神戸
アメリカのプロテスタント神学者。プロセス神学を代表する人物。アメリカの南部メソジスト監督教会の宣教師の子として生れ,エモリー,ミシガンシカゴの各大学に学ぶ。シカゴにおいて B.M.ルーマーのもとで博士論文『思弁的信仰に対するキリスト教信仰の独立性』を完成 (1952) 。エモリー大学神学部を経て 1958年以来クレアモントの南カリフォルニア神学大学の組織神学の教授,クレアモント大学院教授。マインツ大学 (68) ,エモリー大学 (71) などから名誉学位を受ける。 78年来日。シカゴ学派を代表し,プロセス神学の専門誌"Process Studies"の編集責任者であり,最近は仏教との対話に関心を示し,ホワイトヘッド哲学をもって仏教を解釈することを試みている。主著『プロセス神学の展望』 Process Theology (76) のほか,"Living Options in Protestant Theology" (62) ,"A Christian Natural Theology" (65) ,"The Structure of Christian Existence" (67) ,"Christ in a Pluralistic Age" (75) など。

コッブ
Cobb, Howell

[生]1815.9.7. ジョージア,ジェファーソン
[没]1868.10.9. ニューヨーク,ニューヨーク
アメリカ合衆国の弁護士政治家。1843~51,1855~57年連邦下院議員。1849~51年連邦下院議長。1851~53年ジョージア州知事。1857~60年財務長官。エブラハム・リンカーンの大統領当選後,連邦からの分離主張。1863年南部連合軍少将となる。

コッブ
Cobb, Irvin Shrewsbury

[生]1876.6.23. ケンタッキー,パドゥーカ
[没]1944.3.10. ニューヨーク
アメリカの小説家,ジャーナリスト。家が貧しくハイスクールを中退して新聞の編集に従事した。出身地ケンタッキーを背景とした短編集とユーモア小説がある。『帰郷』 Back Home (1912) のほか,『老判事プリースト』 Old Judge Priest (16) などの好人物の老判事を主人公とする一連の作品で知られる。

コッブ
Cobb, John

[生]1710頃
[没]1778
18世紀イギリスの最もすぐれた指物師,家具師とされる。 1750頃~65年に W.バイルとともにロンドンで家具製造に従事,バイルの引退後 65~78年まで高級家具の製造に才腕をふるった。 70年代の作品は優雅な新古典主義のスタイルによった。

コッブ

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