デジタル大辞泉 「コミュニティーバス」の意味・読み・例文・類語 コミュニティー‐バス 《〈和〉community+bus》一定の地域内を、その地域の交通需要に合わせて運行するバス。小型バスで住宅地の内部まで入ったり、公共施設を結ぶなど、通常の路線バスではカバーしにくいきめ細かい需要に対応するためのもの。多くは地方自治体の補助によって運営される。コミバス。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コミュニティーバス」の意味・わかりやすい解説 コミュニティーバス 路線バスやほかの交通手段でまかなうことができない地域の公共交通需要に応じて運行されるバス。自治体が民間のバス会社に委託して,大型の路線バスが入れない住宅街や,通常の路線バスの経路からはずれた公共施設を結んで運行される。一般住民の日常の交通手段としてだけでなく,高齢者,障害者専用とするものもある。狭い道でも走行できるように小型の車両が導入され,乗降口に電動補助ステップを装備,運賃は自治体の差額負担によって低く抑えられ,高齢者の歩行を考慮して停留所間の距離が短いのが特徴。コミュニティーバスとして正式に路線認可されたのは,1995年11月に認可を受けた東京都武蔵野市の「ムーバス」が最初といわれている。「ムーバス」の車内には伝言版を設置して情報交換の場としたり,富山市の「まいどはや」では中心商店街で一定金額以上の買い物をすると共通乗車券がもらえる制度を導入するなど,地域の活性化にも貢献している。(→路線バス) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報