最新 地学事典
「コンラッド不連続面」の解説
コンラッドふれんぞくめん
コンラッド不連続面
Conrad discontinuity
1923年のオーストラリアの地震についてV.Conradは,それまで近い地震のP波に続いて認められていたという相とは別に,もう一つの明瞭な相を地震記象中に認め,これをP*と名づけ,今までのPにはPnという記号をつけた。そして,このP*は地殻が二つに分かれていて,その第二層を通ってきた波群だと解釈した。このように地殻を二つの層に分ける面がコンラッド不連続面であって,やP*の速度から判断して,この第一層は花崗岩,第二層は玄武岩的な岩石からなると想像された。海洋底を通る地震波の記象中にはP*とPnしか現れないので,海洋底の地殻は花崗岩層を欠いていることになる。参考文献:V.Conrad(1928) Gerl. Beitr. Geoph., Bd.20
執筆者:三東 哲夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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コンラッド不連続面 (コンラッドふれんぞくめん)
Conrad discontinuity
大陸地殻内部の深さ10~20km付近にある境界面で,1920年代にコンラッドV.Conradによって見いだされた。この不連続面を境にして地殻の上層は6.0km/s,下層は6.6km/s前後の地震波速度をもつことが多く,それぞれ花コウ岩質層,玄武岩質層と呼ばれることがある。最近の研究によれば,こうした明瞭な不連続面が地殻内部に見いだされない地域も多いとされている。
執筆者:吉井 敏尅
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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「コンラッド不連続面」の意味・わかりやすい解説
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「コンラッド不連続面」の解説
コンラッド不連続面【Conrad discontinuity】
地殻における花崗岩層と玄武岩層との境に,地震波速度の不連続面がある.これをコンラッド不連続面という.浅い花崗岩層では縦波速度は5.5km/sec,深い玄武岩層では6.5km/secである.大洋地域にはこの不連続面は存在しないが,大陸地殻では15~25kmの深度にあると考えられている.数十km下にあるのはモホロヴィチッチ不連続面で,これは地殻とマントルの境界面である.
出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
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