デジタル大辞泉 「ゴーイングコンサーン」の意味・読み・例文・類語 ゴーイング‐コンサーン(going concern) 《継続企業の意》企業が永遠に継続していくという仮定。会計などこの仮定が成立していることを前提に論理が構築されている制度が多い。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴーイングコンサーン」の意味・わかりやすい解説 ゴーイング・コンサーンgoing concern 継続企業ともいわれ,企業活動は永続するものとする企業会計の重要な仮定。近代企業の活動は中世の「一航海が一企業」であるような短期的冒険企業活動と異なり,永続的な生命を有するとするものである。現実にはしばしば破産,清算および解散などによりその生命を終える企業がみられるが,大多数の企業はその活動を永続的に続ける目的で維持されていることも事実である。そこで企業活動は永続するという仮定を設けることは一般に妥当なことと認められる。このような仮定が特に必要なのは企業会計の基本的なメカニズムの決定に関してである。すなわち解散を前提とする場合は企業の所有する財産の売却価値の把握と表示が特に重要となるが,継続を前提とする場合は所有財産は通常売却することなく,長期的に使用したのちに廃棄する。したがって財産の売却価値の把握や表示はそれほど重要でなく,むしろ企業が倒産によってその活動を停止するような事態が起るか否かが問題で,そのために企業の収益力,支払能力が問題となる。いずれにしても現在の企業会計はゴーイング・コンサーンを前提としてフレームワークが組立てられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
株式公開用語辞典 「ゴーイングコンサーン」の解説 ゴーイングコンサーン ゴーイング・コンサーン(日本語訳:継続企業の前提)は、監査人が監査先の企業が存続するかどうかについて意見を表明するリスク開示制度です。監査人の求めで、経営者は自社が1年以内に破たんするリスクが極めて高いと判断したら、破たんリスクとそれへの対応策を決算書に明記しなければなりません。 上場企業においては2003年3月期から開示が義務づけられました。投資家にとっては、監査人が認めた「危ない会社」、いわば「イエローカード」をつきつけられた会社という意味合いがあります。 出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報 Sponserd by
会計用語キーワード辞典 「ゴーイングコンサーン」の解説 ゴーイング・コンサーン 企業の存続可能性のことをゴーイング・コンサーンと呼びます。ゴーイング・コンサーンに重要な疑いが出た場合は、経営者は情報の開示義務がある。企業は、永遠に続くことを前提に作られているためこのゴーイング・コンサーンが崩れると財務諸表を作成する意味がなくなる。重要な疑いが出るときというのは・・・売上高の著しい減少や継続的な営業キャッシュ・フローのマイナスなど。 出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴーイングコンサーン」の意味・わかりやすい解説 ゴーイング・コンサーンごーいんぐこんさーんgoing concern →継続企業の前提 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by