温度の変化に伴って物質の色が可逆的に変化する現象.非可逆的色変化も含めることがある.サーモクロミズムを示す性質はサーモクロミックであるという.有機化合物,無機化合物を問わず,また,溶液,固体のいずれにおいてもみられる.サーモクロミズムの原因はさまざまである.有機化合物では,色の異なる化学種の間の平衡の移動に起因することが多い.たとえば,共有結合の切断とそれに伴う転移(スピロピラン類),互変異性(サリチリデンアニリン類),立体配座の変化(ビアントロン類,ポリチオフェン類,コレステリック液晶のピッチの変化)など.無機化合物では,結晶の相転移(Cu2HgI4),半導体のバンドキャップの変化(ZnO),配位子場の変化(Cr2O3-Al2O3),配位子の立体構造の変化([(C2H5)2NH2]2[CuCl4])など.サーモクロミズムは,おもに示温性塗料に利用されている.それによって,高温部位だけを周囲と異なる色として目立たせることができる.また,環境によって色の変化する玩具やスキーウェアなどにも用いられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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