デジタル大辞泉 「ジェルジンスク」の意味・読み・例文・類語 ジェルジンスク(Dzerzhinsk/Дзержинск) ロシア連邦西部、ニジェゴロド州の都市。オカ川沿いに位置する。旧称ラスチャピノ。1929年に共産党指導者フェリクス=ジェルジンスキーを記念して現名称になった。旧ソ連時代に同国を代表する化学工業の中心地として発展。また冷戦期には化学兵器の製造拠点だった。ゼルジンスク。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジェルジンスク」の意味・わかりやすい解説 ジェルジンスクじぇるじんすくДзержинск/Dzerzhinsk ロシア連邦西部、ニジェゴロド州の工業都市。オカ川沿岸に立地する。人口27万8900(1999)。ロシアの化学工業中心地の一つで、化学肥料、除草剤、有機合成品などを生産し、化学工業用設備、石膏(せっこう)生産、製粉工業なども発展している。1930年、ラスツァピノとその近郊の工業企業を合併して市を形成し、30年代に大発展を遂げた。オカ川左岸に工場が集中しているが、環境保全に力を入れている。市名は1929年にソ連共産党の指導者ジェルジンスキーを記念して命名された。[中村泰三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「ジェルジンスク」の意味・わかりやすい解説 ジェルジンスク ロシアの都市。オカ川の河港。1929年までラスチャピノと称された。肥料,農薬,プラスチック製品,ケーブル,家具などの工業が行われる。24万5145人(2009)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報