ジバンシー(読み)じばんしー(英語表記)Hubert De Givenchy

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジバンシー」の意味・わかりやすい解説

ジバンシー
じばんしー
Hubert De Givenchy
(1927―2018)

フランスファッションデザイナーパリ近郊のボーベ生まれ。パリ大学法律美術を学んだ。ファッションをピゲ、スキャパレリなどの店で修業し、1952年にパリで第1回コレクションを発表してデビュー、「モード神童」とよばれて高い評価を得た。1953年パリに最初ブティックを開いて独立し、1954年映画麗しのサブリナ主演のオードリー・ヘップバーン衣装デザインを担当し、そのコスチュームで評判をとった。そののちにも映画に主演するヘップバーンの衣装デザインを担当し、多くの映画ファンの目を楽しませた。1969年には男性ファッションに取り組み、ディオールと並ぶデザイナーとして活躍した。

[編集部 2018年3月19日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジバンシー」の意味・わかりやすい解説

ジバンシー
Givenchy, Hubert de

[生]1927.2.21. ボーベー
[没]2018.3.10.
フランスのファッションデザイナー。パリのエコール・デ・ボザールに学び,17歳からジャック・ファトのもとで働き始める。その後,何人かの有名デザイナーのもとで修業を積み,1952年オートクチュールの店をもち独立。1957年スペインの著名デザイナー,クリストバル・バレンシアガと組む。むだなディテールのない,端正で古典的なフォルムを特徴とする。映画『ティファニー朝食を』(1961)のオードリー・ヘップバーンの衣装を手がけたことでも有名。プレタポルテの店を 1960年代に開き,ハイファッションを世界中の女性に広めるきっかけをつくった。

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百科事典マイペディア 「ジバンシー」の意味・わかりやすい解説

ジバンシー

フランスの服飾デザイナー。スキャパレリ店を経て1952年独立。ワイシャツ地でつくったベッティーナ・ブラウスや,エレガントでフォーマルなドレス製作。《ティファニーで朝食を》をはじめオードリー・ヘプバーン出演の映画のコスチュームや,ジャクリーン・オナシスなど著名女性の服のデザイナーとしても知られる。
→関連項目オートクチュール三宅一生モエ・ヘネシー・ルイ・ビトン[会社]

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