スクリプト言語(読み)すくりぷとげんご(英語表記)scripting language

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スクリプト言語」の意味・わかりやすい解説

スクリプト言語
すくりぷとげんご
scripting language
script language

簡易なプログラム言語のこと。用途を限定した簡単なコンピュータプログラムの記述に使われることが多く、代表的な種類にはPerl(パール)(practical extraction and report language)、VBScript(ブイビースクリプト)(Visual Basic Script)、JavaScript(ジャバスクリプト)などがある。これらによって記述されたプログラムはスクリプトとよばれている。スクリプトは一般のアプリケーションソフトウェア(アプリ)と同じように、人間が理解しやすい英単語、記号、数字を組み合わせて記述される。ただし、通常のアプリはコンパイラによって機械語に変換してからコンピュータで実行されるのに対し、スクリプトは変換をせずに実行できる簡便な性質をもっている。そのため、小規模なプログラムや、アプリの一部の補完機能として使用することに適している。またプログラムの設計が単純なので、容易に習得応用ができる利点がある。とくにJavaScriptのようにWWWブラウザーに機能付加するものや、Web(ウェブ)サーバーに動きや対話性などの機能を追加するスクリプトが広く使われ、インターネット利用のサービス進化に寄与している。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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