セデス(英語表記)Cœdès, Georges

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セデス」の意味・わかりやすい解説

セデス
Cœdès, Georges

[生]1886.8.10. パリ
[没]1969
フランスの東南アジア史学者。ハノイにあったフランス極東学院 (現在パリ) の教授 (1914~17) ,シャム国立バジラニャーナ図書館館長 (18~27) ,シャム王立研究所所長 (27~28) ,極東学院院長 (29~46) を歴任晩年フランス学士院のメンバーであった。 35年間に及ぶ現地体験をもち,碑銘学的研究によってインドシナの歴史研究に多大の貢献をした。主著『インドシナ,インドネシアにおけるインド化した諸国』 Les États hindouisés d'Indochine et d'Indonésie (48) ,『インドシナ半島の人々-文明史』 Les Peuples de la péninsule Indochinoise: histoire-civilisation (62) などのほか多くの著述がある。

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