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せめて セメテ

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デジタル大辞泉の解説

せめ‐て

[副]《動詞「責(せ)める」の連用形に助詞「て」の付いたもの》
不満足ながら、これだけは実現させたいという最低限の願望を表す。少なくとも。十分ではないが、これだけでも。「せめて声だけでも聞きたい」「せめて10歳若ければなあ」
しいて。無理に。
「霧ひとへ隔たれるやうに透きて見え給ふを、―絶え間に見奉れば」〈更級
痛切に。切実に。
「このことの―あはれに悲しう侍りしかば」〈大鏡・時平〉
非常に。きわめて。
「高麗の紙の薄様だちたるが、―なまめかしきを」〈・梅枝〉

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大辞林 第三版の解説

せめて

( 副 )
それで満足というわけではないが、最小限これだけでもという話し手の気持ちを表す。少なくとも。 「 -姿だけでも見たいものだ」 「 -入賞くらいはしたい」
しいて。痛切に。 「いと-恋しき時は/古今 恋二
しきりに。また、熱心に。 「人やあるともおぼしたらで、-弾き給ふを/大鏡 昔物語
なおも続けて。 「世の中いとわづらはしく、はしたなき事のみまされば、-知らず顔にあり経ても/源氏 須磨
非常に。たいへん。 「このことの-あはれに悲しう侍りしかば/大鏡 時平
せいぜい。たかだか。 「鹿を狩り、鷹を使ふことは、-世俗のわざなれば、言ふに足らず/太平記 20」 〔動詞「責める」の連用形に助詞「て」の付いた語。本来相手に心理的に詰め寄るさま、対象が自分の心に迫るさまを表しが原義。のち程度を表す用法でも用いられ、希望の表現を伴っての用法が生じた〕
[句項目]

出典|三省堂
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