そもや(読み)ソモヤ

デジタル大辞泉 「そもや」の意味・読み・例文・類語

そも‐や

[副]接続詞「そも」+間投助詞「や」から》いったいまあ。
「我等夫婦は―幾許いかばかり恥辱を受くるならん」〈紅葉金色夜叉
[類語]そもそも元来もともともとより根っから本来大体どだい自体いったいそれにしても

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「そもや」の意味・読み・例文・類語

そも‐や

  1. 〘 副詞 〙 ( 接続詞「そも」に感動を示す助詞「や」のついたもの。下に疑問否定の意の語を伴って用い、その疑問や否定を強める ) いったいまあ。いったいぜんたい。
    1. [初出の実例]「そもや芭蕉の女ぞとは、何の縁にかかる女体の、身をば受けさせ給ふらん」(出典:謡曲・芭蕉(1470頃))

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