デジタル大辞泉
「元元」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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もと‐もと【元元】
- [ 1 ] 「もと(旧)」を重ねて強めたもの。
- [初出の実例]「もともとは急度黒衣御免と申事は無之」(出典:常照愚草(1521頃))
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 何か事をした結果が、以前の状態と少しも変わらないさま。損も得もないさま。
- [初出の実例]「もともとの一人前ぞ雑煮膳」(出典:俳諧・文政句帖‐六年(1823)一一月)
- [ 3 ] 〘 副詞 〙 以前から。もとより。もとから。元来。
- [初出の実例]「大宋国のともがら、おほく孔老と仏道と一致の道理をたつ、僻見もともとふかきものなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)四禅比丘)
げん‐げん【元元】
- 〘 名詞 〙
- ① おおもと。根元。根本。
- ② ( 「元」は善人の意 ) 人民。国民。庶民。万民。
- [初出の実例]「哀々。末世元元。聾瞽。不レ屑二聖者言一」(出典:性霊集‐一(835頃)喜雨歌)
- 「数千年来、元々茲に殖す、乃ち名けて日本の人といふ歟」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の本質)
- [その他の文献]〔戦国策‐秦策〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「元元」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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