(読み)ソモ

デジタル大辞泉の解説

そ‐も【抑】

[接]《代名詞「そ(其)」+係助詞「も」から》物事の根源を説き起こすとき、または改めて問題を提起するときに用いる。いったい。そもそも。それにしても。
「―、われの始めて君を見まつりしは」〈荷風・ふらんす物語〉

そも‐そも【抑】

[名]《接続詞「そもそも」が文頭に置かれるところから》最初。発端。副詞的にも用いる。「この話にはから反対だった」「目的が違う」
[接]改めて説き起こすときに用いる語。いったい。だいたい。さて。「人間というものは」

よく【抑】[漢字項目]

常用漢字] [音]ヨク(漢) [訓]おさえる そもそも
上からおさえつけてとめる。おさえる。「抑圧抑止抑制抑揚抑留謙抑
[名のり]あきら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

そも【抑】

( 接続 )
〔代名詞「そ(其)」に係助詞「も」の付いたもの〕
前に述べたことを受けて次のことを説き起こすとき用いる語。そもそも。一体全体。 「坊さんが何か云てたよ。-何とかいつたつけ/怪談牡丹灯籠 円朝

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

そも‐そも【抑】

[1] 〘接続〙 (「そも」を重ねて強くいう語。もと主として漢文訓読また漢文訓読調の文章に用いられた) 改めて事柄を説き起こすことを示す。一体。さて。
※続日本紀‐天応元年(781)四月三日・宣命「曾毛曾毛(ソモソモ)百足の虫の死ぬるに至りても顛(たふ)れざる事は輔(たすけ)を多みとなも聞こし食(め)す」
※源氏(1001‐14頃)若紫「そもそも女人は人にもてなされておとなにもなり給ふものなれば」
[2] 〘名〙 ((一)の転じた語) はじめ。おこり。
※俳諧・毛吹草(1638)五「月も日も抑なれや諷初」

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