ソリダスター(読み)そりだすたー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソリダスター」の意味・わかりやすい解説

ソリダスター
そりだすたー
[学] Solidaster

キク科(APG分類:キク科)の多年草。アキノキリンソウ属Solidagoとシオン属Asterとの属間雑種でつくられたもので、属名をあわせてソリダスターと称して、1910年ころフランスのリヨンで売り出された。高さ60~70センチメートルでよく分枝し、7~8月舌状花管状花とも鮮黄色の花を開く。舌状花はのちに淡乳白色になる。栽培は容易で、花壇用とする。繁殖は9~10月、または3月に株分けによる。

[岡田正順 2022年3月23日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソリダスター」の意味・わかりやすい解説

ソリダスター
×Solidaster luteus

キク科のアスター属テリアツバギク Aster ptarmicoidesとソリダゴ属 Solidagoの不明種との属間雑種。 1909年頃フランスで作出されたといわれ,自然界には存在しない。高さ 60~70cmになる多年草で,葉は長楕円形から線形全縁。開花すると直径 1cm前後の黄色い頭状花が散房状に多数つく。切り花としてほぼ周年出荷され,カスミソウ同様,添え花として使われることが多い。

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