デジタル大辞泉 「タール湖」の意味・読み・例文・類語 タール‐こ【タール湖】 《Taal Lake》フィリピン、ルソン島中南部にあるカルデラ湖。首都マニラの南約70キロメートルに位置する。南北約30キロメートル、東西20キロメートル。カルデラ湖をもつタール山(標高311メートル)が浮かび、二重カルデラとなっている。20世紀に2度の噴火を生じ大きな被害が出た。北岸に避暑地として知られるタガイタイがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「タール湖」の意味・わかりやすい解説 タール湖たーるこLake Taal フィリピン北部、ルソン島南西部にあるカルデラ湖。南北27キロメートル、東西20キロメートル、面積244平方キロメートル。最深点は177メートルに達するが、湖面は標高2.1メートルにすぎない。湖の中央にタール火山(311メートル)が島をなしている。タール火山はしばしば噴火を繰り返し、湖の形にも変化を与えている。南西隅からパンシピット川が流出しバラヤン湾に注ぐ。北西岸近くのタガイタイ峰からの展望がよく、マニラ近郊の観光地として開発が進んでいる。[別技篤彦][参照項目] | タール火山 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タール湖」の意味・わかりやすい解説 タール湖タールこLake Taal フィリピン,ルソン島南西部にあるカルデラ湖。マニラ南方 70kmに位置する。東西約 19km,南北約 25km。標高 600m前後の外輪山に囲まれるが,南西岸からパンシピット川がバラヤン湾に流出しているため,湖面標高は 3m以下。ほぼ中央に標高 300mの火口丘のタール火山がある。タール火山は頻繁に噴火し,1911年の噴火では約 1300人の死者を出した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by