ダビチョ(読み)だびちょ(英語表記)Oskar Davičo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダビチョ」の意味・わかりやすい解説

ダビチョ
だびちょ
Oskar Davičo
(1909―1990)

セルビア詩人小説家。ベオグラード大学卒業。シュルレアリスムの詩人として出発し、左翼運動により5年の獄中生活を体験する。第二次世界大戦後、創作領域を広げ、小説、ルポルタージュ、旅行記、映画シナリオなどを手がける。長編小説『詩』(1950)、『コンクリート土蛍(つちぼたる)』(1956)、『無限という名の勤労』(1958)などは「愛と死」をテーマとし、独特のピッチの急テンポの文体特色がある。

[栗原成郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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