精選版 日本国語大辞典 「てんてん」の意味・読み・例文・類語 てん‐てん 〘 副詞 〙① 太鼓の高く響く音、物を打ちつける音などを表わす語。[初出の実例]「水銀(みずがね)なしにてんてんからから。天上さするからくりの名人様達」(出典:浄瑠璃・一谷嫩軍記(1751)四)② 忙しくするさま、てんてこまいするさまを表わす語。[初出の実例]「物前にはてんてんと、舞鶴のひたたれも汗にしほたれ」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)江戸) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「てんてん」の読み・字形・画数・意味 【】てんてん 愚かに狂うさま。〔北史、斉文宣帝紀〕功業を以て自ら矜(ほこ)り、~肆(ほしいまま)に暴を行ひ、~或いは形體を袒露(たんろ)し(はだかとなり)、(ふんたい)を塗傅(とふ)し、散髮胡し、~を拔き弓を張り、市肆を游行す。~人に問ひて曰く、天子は何如(いかん)と。答へて曰く、癡癡(ちち)、何ぞ天子とさんと。乃ち之れをす。字通「」の項目を見る。 【】てんてん 盛んなさま。車馬や鼓の音、雷鳴などをいう。晋・左思〔蜀都の賦〕車馬、雷のごとく(おどろ)き、轟轟(がうがう)たり。風のれ雨の散るが(ごと)く、數百里のに漫(ひろ)がる。字通「」の項目を見る。 【】てんてん さかんなさま。字通「」の項目を見る。 【】てんてん はにかむ。字通「」の項目を見る。 【】てんてん 充足する。字通「」の項目を見る。 【】てんてん 平らか。字通「」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報