にけり(読み)ニケリ

精選版 日本国語大辞典 「にけり」の意味・読み・例文・類語

に‐・けり

  1. ( 完了の助動詞「ぬ」の連用形に過去の助動詞「けり」の付いたもの ) すでに完了している事柄について、その事実にあらたに気づいた気持を表わす。詠嘆の気持を伴うことが多い。…してしまった(ことよ)。…してしまっている(ことだなあ)。
    1. [初出の実例]「すすこりが 醸(か)みし御酒(みき)に 我酔ひ邇祁理(ニケリ)」(出典古事記(712)中・歌謡)
    2. 「花の色はうつりにけりないたづらに我身世にふるながめせしまに〈小野小町〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・一一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「にけり」の意味・わかりやすい解説

ニケリ
Nikel'

ロシア北西部,ムルマンスク州都市。州都ムルマンスク西北西約 120km,クエツヤルビ湖岸にある鉱業都市で,ノルウェーとの国境に近い。ニッケルを採掘し,精錬するコンビナート「ペチェンガニケリ」がある。ムルマンスクから延びる鉄道終点。人口約2万。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む