ニフティ(読み)にふてぃ(英語表記)Nifty

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニフティ」の意味・わかりやすい解説

ニフティ
にふてぃ
Nifty

インターネットサービスプロバイダーISP)事業の@nifty(アットニフティ)を運営している企業。

 富士通日商岩井(現、双日)の合弁会社として誕生したNIF(エヌアイエフ)が前身。アメリカ最大のパソコン通信サービスであったCompuServeと提携し、1987年(昭和62)にサービスを開始したパソコン通信のNifty SERVE(ニフティ・サーブ)を運営していた。インターネット普及以前のクローズネットワークとしては国内最大のもので、200万人以上の会員が参加していた。その後、1999年(平成11)富士通が全株式を取得し完全子会社にするとともに、富士通が運営していたISPのInfoWeb(インフォウェブ)と合併、同年から、@niftyとして総合的なサービスの提供を開始した。なお、パソコン通信事業はその役割を終えたとの判断でしだいに事業を縮小、2006年(平成18)にすべてのサービスを停止している。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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