ヌエボラレド(読み)ぬえぼられど(英語表記)Nuevo Laredo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌエボラレド」の意味・わかりやすい解説

ヌエボラレド
Nuevo Laredo

メキシコ北東部,タマウリパス州北西端部の都市。アメリカ合衆国との国境をなすリオグランデ (ブラボデルノルテ川) にのぞみ,同川をはさんでテキサス州ラレードと相対する。メキシコへの通関地として繁栄するほか,牧牛,天然ガス生産の中心地でもある。 1950年代以降後背地が灌漑によって開発され,農業も重要な産業となっている。また闘牛場があるため観光客も多い。テキサス州サンアントニオとメキシコ市を結ぶ幹線道路が通る。人口 21万 7918 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヌエボラレド」の意味・わかりやすい解説

ヌエボ・ラレド
ぬえぼられど
Nuevo Laredo

メキシコ北東端、タマウリパス州北西部の都市。アメリカとの国境であるリオ・グランデ川下流の右岸に位置する。人口30万8828(2000)。南方モンテレーから通じる国道85号線の終点で、対岸のアメリカ、テキサス州ラレードを経てサン・アントニオに通じる。綿花栽培地帯の中心地で、リオ・グランデ川の100キロメートル下流にはファルコンダムがある。アメリカへの季節労働者の出入口として知られる。

[高木秀樹]

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